最適な新電力を選ぶには電気料金の計算方法を知っておきましょう

電力自由化により、電気を買う場所(新電力)が増えただけで、これまでと同じ送配電ネットワークを使って、電気は届けられます。

また新電力は、電力供給が追いつかなくなってしまった場合にも、「常時バックアップ」という仕組みで各地域の電力会社から一定量の電力を融通してもらえます。

いくらどの企業でも安定的に電気供給できると言っても、いきなり倒産されるのも困りますよね。

また折角切り替えて、電気代が高くなるのは、本末転倒ですよね。

そんな失敗がない為に、電気料金の請求方法を知りましょう!

安い新電力に乗り換えるための予備知識

今までより安い新電力を見つけるには、何を見て判断すればいいのか?

最適な新電力選びには、毎月の電気料金、請求額はどのように計算されているのか知ることが大切です。

毎月電力会社から送られてくる検針票(電力ご使用量のお知らせ)を見てみましょう。

こちらは、東京電力の検針票です。

日本の電気料金は、ほとんどの場合「アンペア制」「最低料金制」の2つに分類されます。

「アンペア制」を採用している電力会社としては、北海道電力、東北電力、東京電力、北陸電力、中部電力、九州電力が該当します。

「最低料金制」を採用している電力会社としては関西電力、中国電力、四国電力、沖縄電力が該当します。

アンペア制の請求方法

電気代は赤枠で囲った、①基本料金+②三段階料金+③その他(再エネ発電賦課金・燃料費調整単価)を足した金額が月の請求額となります。

①基本料金

基本料金は、毎月必ずかかる固定料金です。

基本料金は、アンペア(A)の大きさで基本料金が決まります。

10A・15A・20A・30A・40A・50A・60Aと種類があり、契約アンペア数が大きくなると基本料金が高くなります。

一人暮らし・二人暮らしの場合は20A~30A。

人数が多いご家庭や、同時間帯に電気をたくさん使うご家庭は40A以上(40A~60A)で契約してるのが多いです。

②三段階料金(従量料金)

実際の電気の使用量に対して計算される部分で、従量料金といいます。電力量料金=お住まいのエリアの従量料金×月間使用量(kWh)で計算できます。

日本の従量料金は、使う量に応じて単価が上がっていく「三段階料金制度」を採用しています。

たくさん使うと割高になるように料金設定されています。

③その他

  •  燃料費調整単価⇒発電の燃料費の変動を電気料金に反映するための料金。(マイナスになったりプラスになることもあり)
  •  再生可能エネルギー発電促進賦課金再生可能エネルギーで発電された電気を買い取る際に生じたコストを負担するための税金。

最低料金制の請求方法

最低料金+②三段階料金+③再エネ発電賦課金・燃料費調整単価を足した金額が月の請求額となります。

①最低料金

最低料金は、基本料金同様、毎月必ずかかる固定料金です。

最低料金には、一定の電気の使用量分が含まれています。

例えば関西電力では、最低料金の部分に15kWhまでの電気の使用量が含まれています。

②三段階料金(従量料金)

実際の電気の使用量に対して計算される部分で、従量料金といいます。電力量料金=お住まいのエリアの従量料金×月間使用量(kWh)で計算できます。

最低料金制では、その月のトータルの電気の使用量(kWh)から、「最低料金」に含まれていたkWh分を引いて計算をします。

例えば、トータル415kWhの使用量なら、最低料金分の15kWh差し引いた400kWhで電金量料金が計算されています。

使う量に応じて単価が上がっていく「三段階料金制度」を採用しており、たくさん使うと割高になるように料金設定されています。

③その他

  •  燃料費調整単価⇒発電の燃料費の変動を電気料金に反映するための料金。(マイナスになったりプラスになることもあり)
  •  再生可能エネルギー発電促進賦課金再生可能エネルギーで発電された電気を買い取る際に生じたコストを負担するための税金。

新電力の電気代が安い理由

電気代の内訳は、主に『基本料金・最低料金』と『三段階料金による電力量料金』であることは理解できましたか。

この料金体制の見直しによって、新電力の電気代は安くなりました。

三段階料金の見直し

電力自由化前の電力各社は、三段階制料金の3段階目で利益の大部分を確保していたと言われています。

新電力では、これまで割高だった3段階制の一番上の料金単価を大きく引き下げることで、使用量の多い家庭の電気料金がこれまでよりお得になるようなプラン設定をしています。

固定料金の基本料金・最低料金が0円で従量料金が一定

基本料金を0円・従量料金を一定にした電力会社があります。

使った分だけ料金が発生するという非常にシンプルなプランです。

一般に使用量が増えるほど高額になる従量料金が一律なので、たくさん使えば使うほどお得になります。

アンペア数が40A以上で、月300kWh以上の多く電力使用がある家庭では、基本料金0円プランの新電力に変更すると確実に月1000円は電金代を節約できるようになります。

まとめ

電気代は、基本料金などの固定料金の他に、実際の電気の使用量は三段階料金制度のためたくさん使うと割高になるように料金設定されていることが理解できましたか。

電気代の請求方法を知ることが、適切な新電力を選ぶためには必要なので、しっかり理解しておきましょう。